糖尿病について

血糖値の異常を言われた方は、主に下記のようなことをきっかけに病院に受診されます。
①検診で異常を指摘される(糖尿病予備軍ないし糖尿病)

①のように検診の採血では糖尿病と診断されない程度の血糖値の異常を調べる検査として、ブドウ糖負荷検査があります。この検査を行うことで、正常型、境界型(予備軍)、糖尿病型の判定が可能です。当院では、血糖の推移と合わせインスリン値を調べ、その結果を検査当日にお知らせすることができます。

②症状はないが、何らかの形(他の病気の治療中など)で糖尿病を言われる

血糖値が高いからと言って必ずしも症状が出るとは限らず、実際は検診や②のように偶然採血をして発見されることが多く見受けられます。糖尿病合併症の有無、病型(2型糖尿病や1型糖尿病など)、全身状態、社会背景などを考慮し治療方針を決定しております。

③血糖値の高い症状があり受診する

③のように高血糖の症状(口が渇く、尿がたくさん出る、体重が減るなど)がある場合は、早急な対応が必要です。糖尿病合併症の評価もさることながら、インスリン治療を含めた薬物療法をその日に開始する必要があります。インスリンなど、注射剤の導入も外来通院で行っております。

④重症の糖尿病合併症の症状が出現して受診する

糖尿病合併症はかなり進行しないと身体の症状として出てこないため、長年にわたり見過ごされ、④のような形で初診される方も見受けられます。視力が低下し眼科で検査をしたところ重症の糖尿病網膜症のため内科に紹介された、むくみや腎臓の機能低下を言われて採血をしたところ糖尿病であったといったケースがあり、背景としては、検診の血糖値異常を長年放置した、糖尿病の治療をしていたが中断した、といったことがあります。

(①~④は重複することもある)

糖尿病合併症を根本的に治癒させることは現在の医学ではほぼ不可能ですので、早期に糖尿病を発見すること、定期通院して合併症のチェックを定期的に行うことが極めて重要です。

血糖値の異常を見つけるためのきっかけとして、人間ドック、会社の健康診断、特定健診といった健康診断があります。十勝地方は特定健診の受診率が低いことが言われております。時折、会社勤めをされていない方(自営業など)及びその家族の方に重症の糖尿病合併症を主訴に初診される方がおり、検診の重要さを日々痛感する次第です・・・