当院からのお知らせ

糖質摂取と血糖コントロール

2017/06/26
前回はフットケアに関連した記事を書かせていただきましたが、6月の院内掲示には管理栄養士より低糖質のアイスの紹介もしております。

気温の上昇に伴いアイスなどの摂取機会が多くなり夏場の血糖コントロールを乱す患者さんも時折拝見いたしますが、アイスに限らず「糖質」というものに多少なりとも関心を向けていただきたいということで紹介しております。
 糖尿病の食事療法をうける患者さんの多くは、エネルギー制限という観点で指導されております。患者さんはことあるごとに「カロリー」の話を医療者にされることが多いのですが、「糖質」という観点をお持ちの方は少ない印象を受けております。

 「炭水化物」という言葉はご存知の方が多いと思います。たんぱく質や脂質と並ぶ3大栄養素の一つです。その炭水化物は、血糖値を上昇させる「糖質」と、血糖値を上昇させない「食物繊維」に分けられます。最近は糖質に関係する書物が多数出版されておりますので詳細は省きますが、米、パン、麺類、スイーツの類には糖質が多く含まれております。

十勝地方の糖尿病患者さんの特性として、夏場は血糖コントロールが良いが秋から冬に
かけて悪化するという季節変動がみられる方がいることが報告されており(図)、その内容は2013年2月22日の十勝毎日新聞にも掲載されました。冬は雪道の影響などで活動量が低下するということもあるのですが、果物、いも、かぼちゃといった糖質含有量の多い食物の摂取が増える方が多く、この時期の糖尿病患者さんの血糖管理に悩む要因となっております。

十勝地方は農業が主な産業でかつ、美味しいスイーツがたくさんある地域なので、誘惑が多いのはわかるのですが・・・
 
 最後に、図表のご提供をいただきました西成病院澤田享先生に感謝申し上げます。